• te to ba <手と場>

ホステル tabito〈旅人〉と仲間たち

更新日:2021年10月1日





コロナ渦の去年7月頃、ひっそりとオープンしたホステルtabito〈旅人〉。

なかなか大きな声で「いらっしゃい」と言えない状況の中で一年あまりが経ちました。

その間、booking.comなどの予約サイトを導入したりで、コロナの波が落ち着いた連休中や行楽シーズンには、予約も少しずつ増えてきました。





ホステル tabito〈旅人〉は、ショップ & カフェ tetoba〈手と場〉から歩いて30秒。

五島市富江町には、ゲストハウスやホステルといった気軽に泊まれる宿がなかったことから

始めたのがキッカケです。

カフェでは、国産小麦や地元の食材を使ったスコーン、スパイスカレーや週替わりのランチや各種ドリンク、ショップでは五島の手作り雑貨や加工食品、ギフトを販売しています。



ホステルtabito〈旅人〉では、今年7月からカフェや宿のお掃除を一日3時間お手伝いしていただく代わりに、無料で宿泊していただける(プラスまかない一食)、「仮り暮らし」という仕組みをはじめました。



「仮り暮らし」は「フリーアコモデーション」に似ていますが、私たちは「無料」であることや参加者がただお掃除をしてくれれば誰でもいい・・・というニュアンスを感じるその言葉は使用しませんでした。

五島列島の富江という町のまだまだ生まれたばかりの赤ん坊のようなお宿で「体験的に暮らし」てもらい、その人たちの目線も入れながら、今後のお宿のあり方や富江という町について考えていきたいと思ったからです。

「仮り暮らし」は意外に好評で、けっこうな数のお問い合わせをいただいています。



現在は3代目と4代目の参加者がいて、彼らは8月の頭からいます(写真/ページトップ)



お名前は武円(たけまる)くんと優子さん。

このお二方は将来、ゲストハウスを運営したいという夢を持った若者たちで、公私にわたるパートナーということ。

将来のゲストハウスの名前は「おきたばあじゃが」と決めているようです。これは、優子さんの出身地である岡山の方言で「起きたばっかりじゃないか」という意味だそうです。



何か想像力をかきたてる素敵な名前ですね。




武丸くんと優子さんはここで少し長めに滞在し、「私たちの宿をより良いモノにするにはどうしたらいいか?」を真剣に考えていくことを通して、自分たちの作るべき宿の具体的なイメージをつかんでいきたいとのことです。

これは私たちにとっても「手と手をあわせて場をつくる=手と場」という全体的な活動の精神と共鳴するので、いていただくことにしました。

現在、彼らは、宿周辺の「暮らし」に即した地図を作ってくれたり、泊まってくれるお客さんがより満足して滞在していただくには何ができるか?・・・ということを一生懸命考えています。



五島列島の富江という小さな港町の小さなお宿でいろんな夢や意思、時には悩みが、自然に交わり、気づきが生まれ、それぞれの次の航路が見えてくる・・・そんな場所にtabito〈旅人〉が育っていってくれればよいなと思っています。