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  • kei umezawa

五島で移住者が子どもを育てること(0歳児)






こんにちはKEIです。



今日は島ならではの子育て事情について書いてみようと思います。



最近は、te to ba〈手と場〉やホステルta bi to〈旅人〉には移住検討でお泊まりになられたり、カフェにご相談に来られるご家族(子育て世代)が増えているので、何か参考になれば・・・。



日本全国津々浦々はもちろんのこと、五島列島自体も「持続可能な島」となるためには、

まだまだ、子ども世代を含めた若い世代の人口は足りません。



私には、いま11ヶ月になる娘がいます。この子は島で生まれ、島ですくすくと育っています。「子育て」といっても、私個人の限られた経験からの視点ですので、

「移住者」や「五島での子育て」を一般化するものでは、もちろんないです。

(そして男性側からの視点です。)



私は大浜という福江と富江のちょうど中間地点にある集落に暮らしています。妻も現在は、パートとして福江で働いているので、共働きです。



娘は現在、富江の認定こども園に通っていて、

送り迎えは、te to ba〈手と場〉のある富江との往復になるので私がメインでやっています。



ここでは、私が感じる「島での子育て」の良いと思うこと。大変だと思うことを

簡単に整理してみます。ご参考までに。



島での子育ての良いところ


島の社会は子どもに優しい・そして関心を持ってくれる

 


これは日々、感じることかもしれません。子どもは地域やみんなで協力しながら育てるものという意識というか、空気のようなものを感じます。「子どもが歓迎されている」という実感があります。



スーパーに子どもを連れていくと、店員さんが、「買い物しているあいだ、抱っこしておくよ」と言ってくれたり、ベビー服のお下がりを本当にたくさんの方が分けてくれたり、隣近所の住人は、「いつでも預かるよ」と声をかけてくださり、実際、数時間、見ていてくれることもあります。職場の同僚や家族ぐるみで、お店と関わってくれている方は、喜んで娘の面倒を見てくれて、時に、丸一日、預かってくれることもあります。



先日、富江病院に検診で連れていくと、病院じゅうの看護師さんや医師の方が、順番に抱っこしてくれて、順番待ちの長い時間を持ちこたえさせてくれたこともありました。



私は東京から来たので、電車や都心での赤ちゃん連れの暮らしが、

かなり「神経を使う」感じなのが、想像できます。



なんというか・・・子連れに「冷たい」社会です。これは心に余裕がない社会だからだと思います。



私はすでに、当時、東京では子育てするのは自分には無理だと諦めていました。



自分のことで精一杯で、あくせく働いても希望が見えない世界では、赤ん坊のように

「弱く」て、「とろっこい」生き物とその子を連れた親は電車内で多くの場所を必要とするし、邪魔な存在だと認識されることが多いようです。



満員電車で子どもを連れるお母さんが「すいません、すいません」と周りに気を遣って

小さくなっている姿を見ると、悲しくなります。



島にはそういう空気はまったくないので、

子どもを連れていることにストレスがありません。



②車社会なので、子どもを連れた移動にストレスが少ない



島の中は、路線バスはありますが、基本的に車社会なので、子どもの移動は、お散歩以外は車のチャイルドシートが大活躍。


都会では、あの、「子ども乗せ電動自転車」が活躍しますが、私には、あのスタイルは無理だなとずっと思ってました。お母さん、すごく大変そう、お疲れ様・・・っていつも見て思ってます。


保育園の送り迎えを歩道の歩行者や車道の車をかいくぐりながら、自転車を漕いで、子どもを乗せたまま買い物をして、荷物をいっぱい抱えて帰ってくる・・・というのが、どれだけ大変なことだろう・・・と。


その点、島では、チャイルドシートに固定してしまえば、荷物の多い保育園も買い物も

そこまでのストレスになりません。



③保育園の待機児童問題がない



五島市では、今のところ、保育園、こども園での待機児童問題は起きていません。

ゼロということになっています。



ですが、保育園によって定員に対する入所率にはバラツキがあるようです。


ただ、保育園自体に預けられない・・・という事態には当面ならなそうなので安心です。



④比較的、充実した子育て支援がある(経済的な面で)


五島市では、子育て世帯で島への移住をする家族への「移住支援金制度」から、

妊娠時の「一般不妊治療通院交通費」の補助、出産時の「出産・子育て応援給付金」、

医療費の補助(3歳未満児の時間内診療・院外薬局分の処方薬無料)、多子世帯への保育費軽減措置など、いくらあっても出費がかさむ時期に助かる支援策が用意されています。


詳しくはこちら



⑤職場と家と保育園が近い(職住近接)


うちの場合は、生後3ヶ月からこども園に預けているのですが、母親から受け継いだ免疫が切れ始める生後6ヶ月頃から発熱や感染症にかかりはじめました。


毎週のように園からは電話がかかってきて、「お迎えお願いします」となります。


そうすると私か妻がピックアップしに行きます。


園までは、私の職場から車で3分。福江からでも20分です。車で。


仕事中に「いつ熱を出すかわからない」「いつ呼び出されるかわからない」・・・

というのが、かなりのストレスになるのですが、職場や家との距離が近いので、

「何かあってもすぐに対応できる」と思える状況ではあるので安心です。


⑥子育てグッズの調達に苦労しない


福江島は、ドラッグストアや日用品のスーパーなどが充実しています。

・・・ので、おむつやミルク、離乳食(外出用や手作りする余裕がない時用)の調達に困ることがありません。また上記のように、周囲との関係性があれば、ベビー服やチャイルドシートなど、私の場合は「これでもか」といただきました

(これらは用が済めば、捨てるのではなく、また次に必要になる方に譲ろうと思ってます)


それでも島で手に入りにくいベビーグッズも色々ありますが、例えば、バウンサーや

ベビーカーなど、選択肢が豊富にある中から安全性や使い勝手を考慮する必要のあるものはamazonなどのオンラインショップから購入しています。よほどの大きなモノでない限りは、送料もかからず、すぐに届くほど離島とはいっても物流はしっかり機能しています。




島での子育ての大変なところ


いっぽうで、大変なこともあります。



親類縁者が近くにいないので急にたよれる人はいない



これは「移住者」視点の問題ですね。五島に親族がいて子育てをしている人の多くとは、

そこが根本的には状況が違うなと思うところです。


島では、両親が共働きの場合、保育園に通わせられない時や休日などに、

おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に散歩をしていたり、病院に同伴している姿をよく見ます。親族みんなで子育ての風景がここには自然とあります。



これは本当に良いことです。(一方でうらやましく思うこともあります)



周りに親族がいない状態で、何かと子どもに急な問題が起こった場合、

「いざとなったら自分の母に見ていてもらおう」という保険があるとないとでは、

だいぶ日々の安心感が違います。



特に小さい子はすぐに発熱しますし、うちの場合は、突発性発疹になった際に

熱性痙攣を起こしているので、こども園の規定だと体温が37.5℃を超えると連絡が来てしまいます。赤ちゃんの平熱は36.5~37.5℃といわれているので、37.5℃から呼び出される状況はかなりシビアです。



そして病中、病後は保育園に預けることができないので、そのあいだをどう乗り切るかというのが、かなりのストレスです。



(病後児保育に対応している施設はいまのところ聖マリア保育園しかないようです。

ファミリーサポートセンターは現在、実績がないとの回答でした)




私の場合は、te to ba〈手と場〉という小さな組織で、割と融通の利く働き方をしているのと

同僚がとても協力的なのでなんとかなっているのですが、そうではない職場ですとだいぶ大変なことになると思います。


ですので、例えば、移住をされて子育てということになると、仕事選び、職場選びも

かなり重要なポイントになってくるのかなと思います。



ですが、自分でなんとかしないといけないっていうことは、大変な時も多いのですが、

とりあえずなんとかなっています(なると思います)。



・・・色々、考えてみましたが、いま、思いつくところはそんなところでしょうか。


まだまだ0歳児ですので、わからないことはいっぱいありますし、成長していけば、

より教育や環境的な課題が出てくると思います。



また、成長発達段階で見えてくるものがあれば、お伝えします。










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