• te to ba <手と場>

種まきの季節


こんにちは。春です。


いつもの年であれば、GWにかけて島への観光客が増えてお店も賑やかになる季節。


そしてバタバタと仕込みに追われる季節。


けれども今年はもちろん静寂に包まれています。



「コロナ以後の世界は、コロナ以前とはまったく違う世界になるだろう」




・・・と長年、感染症研究に身を捧げてきた長崎大学の山本太郎教授が昨晩TVで言っておりました。これは世界史において感染症の爆発は、まったく新しい社会制度やシステムを生み出すキッカケになってきたというお話です。



例えば中世のペストは、ヨーロッパにおいて、それまで政治権力を握っていた「ローマ教会が結果的に人々を救えない」という現実をまざまざと見せつけました。そしてローマ教会の権威は失墜し、中世の封建社会は崩壊。文化的復興のルネッサンスへと時代は向かい、主権国家の誕生へと繋がっていったということ。



近年、高頻度で起こるSARSやMERS、新型コロナのウィルス蔓延は、行き過ぎたグローバライゼーションと開発が本質的な原因として考えられています。急速な自然破壊と都市化によって新種のウィルスを媒介する野生動物との接触が増えたことが新たなウィルスの蔓延の頻度をあげていることが背景にあるそうです。これは今までどおりの経済成長至上主義とセットになったグローバライゼーションは限界を迎えているということになるかと思います。



「ウィルスと全面戦争をしたところで撲滅はできない。ウィルスといかに共生していくかというのが現実的な問い」と言う山本教授の言葉は印象に残りました。



さて、次にどんな世界を私たちは作って行くのか? じっくり考えていきたいと思います。



今は春。種まきと苗を植える季節です。



ところでte to ba〈手と場〉の裏側は小さな家庭菜園になっています。

種や苗を植えながら、うららかな春の光を浴びながら物思いにふけってしまいました。


菜園では、主にお店のお料理で使うハーブ類を育てています。

もちろん素人ですが、ハーブは生命力が強くわりと過酷な状況でもすくすくと育ってくれるので初心者にはうってつけです。


今のところ

・バジル

・ディル

・パクチー

・タイム

・レモングラス

・レモンバーベナ

・ローズマリー

・ミント

・しそ

・イタリアンパセリ


・・・あたりは毎日のように使うし、放っておいても育つので重宝しています。


先週はバジルやフェンネル、イタリアンパセリ、パクチーをまき、ピーマン、唐辛子などの苗を植えました。




新しい種をまく横で、去年の秋に植えたパクチーが花を咲かせタネを作り始めています。


(K)



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