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kei umezawa

芽吹きの季節



春です。


春といえば、桜。桜色といえばマダイが沿岸に近づく季節。

写真は、いつもお店を応援してくださる釣りの師匠からいただいた80cmほどのマダイです。



思えば、2020年は「空白の年」で、海外のツイッターでは、「Last Year(去年)といえば2019年」という大喜利が流行っていました。



たしかに、2020年はte to ba〈手と場〉にとっても試練の年でした。

3年目…宿泊施設〈ta bi to〈旅人〉」も完成し、アウトドア結婚式のプラットフォームも

整ったところという「勝負の年」にまさかこんなことになるとは…という感じでした。

(これは終わったな…という経験が二回ぐらいはありましたね)



さんざん、もがいてはみましたが、どこかで仕方がないというポジティブな諦めのようなものもあり、それまでの2年間、バタバタしたまま見つめられていなかった五島や自分たちの足元を見直す良いきっかけになったのも事実です。



例えば、釣りを始めたことや、余っている土地で植物を育てたり、私たちの寄って立つ五島の富江という小さな港町について、その珊瑚の歴史から、現在、そして未来についてじっくり考える小冊子「旅と富江」を作ることができたことなど。






写真は先週、ta bi to 〈旅人〉に宿泊してくださったお客様がキッチンに生けてくださったお花です。海岸で拾った貝殻と花が、窓越しに見える海を背景に素敵な調和をもたらしていました。こんな素敵な感性を持った方が泊まってくださるだけでお宿を作ってよかったなとしみじみ思います。



全国で緊急事態宣言が解除されてから、急にお店や宿に訪れてくださる方が増えました。



こんなに忙しいのは一年以上ぶりなことで、正直、体がまったくついていきませんが、幸運なことです。




春です。庭に植えたハーブの種も次々に芽吹いていきます(これはルッコラ)。



色んな方々の支えと自然の恵みがあって、今日もte to ba〈手と場〉は歩いています。







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