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  • 執筆者の写真te to ba <手と場>

伝えること。< 桃源紀行 no.1 >


いつのまにか8月が終わろうとしています。

昨日あたりから、五島の空気も少し秋に近づいている気がします。

ブログを始めたきっかけの一つ。

30歳になる年だったということ。

ついに先日30歳になりました。

幼い頃に思い描いていた30歳はずっと大人で、

泣いたりなんてしないと思っていたけれど、

未だに声をあげて泣きながら、奮闘しながら

生きています。

さて、前置きが長くなりましたが

8月は、素敵なご縁で

NHK BS プレミアム「桃源紀行」という番組のロケに携わらせていただきました。

その土地に住む人の目線で、その土地、「桃源郷」を紹介する30分番組です。

光栄なことに「案内人」として出演させていただきます。


<<<断崖絶壁で趣味の写真を撮っている姿を撮影されてます>>>

最初のご連絡をいただいたのは、7月中旬。

それから割とすぐに五島に来島したディレクターさん。

最初はご案内する「コーディネーター」の役と勘違いしていた私ですが

1週間ほどロケハンでいろいろまわるうちに私自身も

新しい五島の見え方を発見したりしました。

また、ディレクターさんの「なんでここ(これ)が好き?」という質問に

向き合うに連れ、人へ伝えることの難しさに直面しました。

ロケハン中、答えが出せないままディレクターさんが一回、五島を離れ

番組の構成を考えたりを東京でしている間に、

私は、質問された内容を自分なりに飲み込んで

吐き出しての繰り返し。

そして迎えたロケ

あれ・・・・あれれれれ。

コーディネーターというより思い切り被写体でした。

しかし今回のロケで私がお会いした方々は、

初めての方だけでなく、何度もお会いしているのに違った話を聞けたり

いつも「好き」と思っていたところを伝えることに集中できたり、

とにかく、貴重な体験でした。

1週間以上。ロケは続きました。

ロケ中なんども「私でいいのか」という疑問と戦いながら

クルーのみなさんに支えられ、なんとかクランクアップしました。


右から、カメラマン Iさん、ディレクターKさん、わたし、音声のYさん。

本当に自分と戦う日々は辛かったけどこのクルーのみなさんと出会えて、本当に楽しかった。

本当は経験したこと、聞いたこと、一つ一つ丁寧にブログに書きたかったけれど、

ロケに集中していたため、ブログは後回しにしていました。

そのためフレッシュな状態で書くことができませんが

1週間のロケで経験させてもらったことを、番組では30分という限られた時間で

凝縮した世界観になるため、このブログで1週間の出来事を少しづつ紹介できたらと思います。

ただ、やはり私のつたない文字では伝えきれません。

やはり、ブログよりも写真よりもより立体的な映像の力のほうが、

五島の魅力、人の魅力は伝わると思っています。

ぜひ放送を見ていただけたらと思います。

放送日が確定したらまた、ご連絡します。


最後の写真は私の一番落ち着く場所。

間伏。ちょっとばたついた日々に疲れてしまった時に訪れる場所で、

気づかないうちに夫が撮影していた写真。

こんな無防備に太陽の光を浴びて真っ黒になっていますが・・・

波の音や水面の反射。

鳥の声。

人工的な音がほとんど聞こえないこの間伏で現実逃避。

たまには必要な時間だと思います。

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