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五島全体を結婚式場に。「凪」をテーマにした一日 ー海に歌にマグロに!ー

  • 執筆者の写真: te to ba <手と場>
    te to ba <手と場>
  • 13 時間前
  • 読了時間: 5分

5月16日。

te to ba <手と場>にて、またひとつ、大切な結婚式をプロデュースさせていただきました。



この日を迎えられたのは、五島に移住してこられた森嵜 渓登さん・友李花さんご夫婦。


渓登さんが、GOTOGINで知られる五島つばき蒸留所で働くことが決まり、

それをきっかけにこの島での暮らしをスタートされました。


今回、おふたりの結婚式につけたコンセプトは「凪」。

穏やかな海のように、静かでやさしく、けれど芯のあるおふたりにぴったりの言葉でした。


te to ba <手と場>の結婚式は、決まった形がありません。

おふたりがどんな人生を歩み、何を大切にし、どんな未来を描いているのか。時間をかけてお話を伺いながら、一緒に結婚式をつくっていきます。


時には、簡単には言葉にできないことを打ち明けていただくこともあります。


長いアンケートに答えていただき、何度も対話を重ねながら、ようやく浮かび上がってくるのが、そのおふたりだけの「コンセプト」と「ロゴマーク」です。





ロゴマークは、おふたりをイメージして一から制作するオリジナル。

引き出物を入れるバッグや、招待状、席札などのペーパーアイテムにも使用し、結婚式全体に統一した世界観を持たせています。


結婚式の準備は、通常半年前ほどから始まります。

まずは「誰に来ていただきたいか」を、おふたり自身でゆっくり考えていただくところから。


五島での結婚式は、旅行を兼ねて来てくださるゲストも多いため、交通手段や宿泊施設の案内もとても大切です。


te to ba <手と場>では、フェリーや飛行機のアクセス、宿泊情報などをまとめた資料を作成し、ゲストの皆さまが少しでも安心して五島へ来られるようサポートしています。


また、引き出物は「オール五島産」にこだわっています。

五島のお菓子、調味料、クラフト、食文化などなど。この島の魅力そのものを、おふたりらしく選んでいただき、オリジナルのトートバッグに詰めてゲストの皆さまへお渡ししています。


そして迎えた当日。

文字通り、海がきらきらと輝く快晴の一日でした。



挙式・披露宴の会場となったのは、香珠子海岸。

夏は海水浴客で賑わう場所ですが、海の家がお休みとなる季節に、こうして特別な披露宴会場としてお借りしています。



まずは、ビーチを目の前にした挙式から。

te to ba <手と場>の結婚式では、多くが「人前式」というスタイルです。

神父様や神様に誓うのではなく、これまで支えてくれた家族や友人たちの前で、お互いへの誓いを立てる結婚式。

もちろん、教会や神社、お寺で行うこともありますが、今回は海辺での人前式となりました。

……いや。

今回は、“ジン前式”でした。



渓登さんが勤める五島つばき蒸留所が、鏡開きのできるオリジナルの菰樽を制作されているのです。


もちろん、この日の結婚式にも登場。

そして驚いたのは、その中身でした。


なんと今回のためだけに作られた、オリジナルブレンドのGOTOGIN。

新婦・友李花さんのお名前にちなんだ香りや、晴れた海辺に似合う爽やかさをイメージし、渓登さんが同僚のブレンダーさんへ密かに依頼して準備されました。

このことは当日まで友李花さんには内緒。

鏡開きの瞬間、初めてその想いを知った新婦の驚いた表情と、嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。

おふたりの、穏やかであたたかな関係性が伝わってくる時間でした。



挙式の後はいよいよ披露宴へ。


鏡開きをしたGOTOGINのソーダ割りで乾杯です。

乾杯のご挨拶には、五島つばき蒸留所の代表・門田さん。

ご挨拶が始まったと思った瞬間、突然歌い始める門田さんに驚く新郎新婦。


すると、会場の外から続々と現れたのは、20名以上の奥浦混声合唱団の皆さまでした。



実は、おふたりとも奥浦混声合唱団に所属されており、この日のために団員の皆さまが約1ヶ月前からサプライズを準備してくださっていたのです。

選ばれた曲は「麦の唄」。


故郷を離れ、大切な人と生きていくことを歌ったその曲は、友李花さんにとって特別な一曲でもありました。

歌が始まった瞬間から、涙を流される友李花さん。

会場中が歌声と拍手に包まれ、まるで映画のワンシーンのような幕開けとなりました。



そして和やかな空気の披露宴の最中、突如始まったのは――

70kgを超える本マグロの解体ショー。



te to ba <手と場>ウェディング史上、初めての“リアル解体ショー”です。

一般的な結婚式ではケーキ入刀がありますが、この日はなんと「マグロ入刀」。

ゲストの皆さまから大歓声が上がる中、おふたりが大きなマグロへ包丁を入れました。

その後新郎さまによる、解体チャレンジがあり、解体されたばかりの大トロや中トロは、そのままゲストの皆さまへ。



海辺で飲むGOTOGIN、響き渡る合唱、美しい景色、そして新鮮なマグロ。

五島だからこそできる、唯一無二の披露宴となりました。


結婚式は、ただ「式を挙げる日」ではなく、これまで出会ってきた人たちへ感謝を伝え、これからのおふたりの人生を、みんなで祝福する日なのだと改めて感じます。

五島という土地で暮らし、働き、人と出会いながら紡がれていく人生。

その背景ごと、一緒に結婚式として形にできることを、私たちはとても幸せに思っています。



渓登さん、友李花さん。この度は、大切な一日をお任せいただき、本当にありがとうございました。

これからも、おふたりの暮らしが、凪の海のように穏やかで、美しく続いていきますように。

 
 
 

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​©te to ba <手と場> 2018

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