こんにちは。te to ba <手と場> です。
te to ba <手と場>はこの度、新しくお宿をオープンします。
ホステル ta bi to <旅人>です。
te to ba <手と場>は、
五島の良いモノに出会う場として、
ショップ&カフェという形で
2018年にオープンしました。
訪れる人の半分は地元の方。
そしてもう半分は五島を旅しに来てくれた方です。
ありがたいことに、旅の目的地のひとつとして
te to ba <手と場> を選んでくれる人もいます。
そんな中ずっと心にひっかかっていたのは
te to baや近隣の飲食店等を訪れてくれても
この富江の町に長く滞在してくれる方が少ないこと。
富江町はかつて海に眠る宝石サンゴに一攫千金のロマンを求め、
全国から多くの人が殺到。大変、栄えた町であり、夢に沸くフロンティアでした。
今は当時の面影は薄れましたが、ありのままの自然と人々の暮らしが混ざり合う
「なんでもある」豊かな地です。
滞在することで気づく小さな幸せが多い場所でもあります。
そんな小さな幸せに旅に来る人にも気づいてもらいたい。
また、通り過ぎるだけでは根付かない「新しい文化」を
一緒に作ってくれる人と出会っていきたい。
そう願い、お宿をオープンすることにしました。
<改装に着手した頃の物件>
宿の名前は、ta bi to <旅人> と名付けました。
te to baと続けて読むと
”ta bi to te to ba”
「旅と手と場」
とも読むことができます。
「旅」とは、住む土地を離れて、一時、他の土地に行くこと。
旅の語源は、「他の日々」を過ごすから「他日(たび)」
また、「他の土地や家の火で調理したもの」を食べるので
「他の火」で「他火(たび)」など諸説あるそう。
もともと旅は危険にさらされ苦しいものと考えられていました。
ちなみに英語の「TRAVEL」の語源も諸説ありますが、「苦しみ」「困難」「陣痛」といった意味を持つ「TRAVEIL」とも言われているそう。
危険や苦しい経験をするとわかっていながらも、人々はそれぞれの理由で旅に出ました。
自分自身を見つめ直すため。
目には見えない何かを感じるため。
常識や固定観念を捨て去るため。
大切な人やコトの存在に気づくため。
五島への旅は、海を渡ることもあり
予想外の出来事や
不自由なことに見舞われることがあるかもしれません。
それでもその先には、思わぬ幸福や気づきがきっと待っています。
そして、我々はここ富江に滞在する旅人が増えることで
何かが根付き、新たな文化が生まれることを祈っています。
ta bi to <旅人> のロゴは、
帆にたくさんの風を受け、進行方向に向かう
順風満帆な帆船をモチーフにしています。
宿の中のランプや、キッチン、ドミトリーのベッドなども
それぞれ船をモチーフにしています。
宿は旅の途中、ホッと一息をつく場。
寄港地のような存在です。
ta bi to <旅人>では、ぜひ帆をたたみ
錨を下ろして、いろいろなことを感じてください。
コロナウィルスの影響で、4月のオープン予定をずっと延期したまま、あっという間に4ヶ月が経ちました。
現在もなお感染者が増え続けており、予断を許さない状況だということは十分理解しながらも、これ以上オープンを先延ばしにすることは様々な面から非常に難しいという結論に至り、感染拡大防止に十分気をつけつつ、7月15日(水)より小規模かつ限定的にオープンいたします。
まだまだ全国からぜひお越しくださいとは残念ながら申し上げられません。
感染拡大が著しい地域からのご予約、宿泊はご遠慮いただく形を取らざるを得ません。
また少しでも体調の悪い方はどうかご来島をご遠慮ください。
またご予約いただいた後、少しでも不安な要素がありましたらしばらくはキャンセル料等もいただきませんので
どうか無理をしてご来島なさらないようお願いいたします。
オープン日の7月15日(水)に、ホームページと、お電話からのみの方法でご予約を開始いたします。
また7月15日のみ、内覧会として五島内にお住いの方で、見学をご希望の方のご案内をさせていただければと思いますので
ご興味のある方は事前にご連絡いただければ幸いです。
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