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  • 執筆者の写真te to ba <手と場>

「釣り」はじめました〜【釣れないフィッシャーマンの日記①】

更新日:2021年2月11日



4月末から釣りを始めました。


五島に来てから私(k)はそろそろ2年になりますが、「釣り天国」とすら呼ばれるこの島で「釣り、できません」というのはちょっと恥ずかしいなとずっと思っていました。


けれどもお店のほうがバタバタと忙しく、なかなか始められないでいました。



五島では本当に大人から子供まで「釣り」が身近な存在なのだと日々、感じて過ごしております。秋ともなれば防波堤はずらっとアジのサビキ釣りをする子どもたちとアオリイカのエギングをする人々で埋め尽くされるのは風物詩の感があります。



ところで私のように釣りが身近になかった人間にとって、釣りを始めるというのは、なかなかハードルが高いものです。


何しろ最低限の道具を揃えるにせよ、釣具店には膨大な種類の竿やリール、糸やルアーなど仕掛けが所狭しと並んでいます。



「そもそも釣りをするのに最低限必要なものは何?」・・・というところで挫折します。



私にとってラッキーだったことは、お客さんに釣りマニアが多かったこと。




〈ヒラスズキ専門のピンさん〉


SARASHI WORKS(サラシワークス)のお魚Tシャツを作るK原さんや、この前、紹介したヒラスズキ世界一記録を目指すピンさん、京都からUターンしてきて、私が島に来たばかりの頃からイカ釣りに誘ってくれたS木さん。そしてなんとも心強いのはホームセンターOSADAで釣り具売り場を担当していらっしゃるE藤さんの存在。



E藤さんは、本当に釣りを愛していて、アオリイカだけでも年間数百匹、巨大なヒラマサからアジまでなんでも釣られております。E藤さんは、我々が釣りに興味を示すとエギングロッドとリールを1年前にくださりました。それなのに一年以上、バタバタして釣りを始めることができず、申し訳ないなと思っていました。



それが今回のコロナ騒動で、ぽっかり空いた時間。ある意味ラッキーということで、釣りを始めてみようという気持ちになりました。


さっそくOSADAに行き、E藤さんに初心者にとって、とっつきやすい最低限必要な釣り具をご紹介いただき購入。


揃えたのは以下

・ジグヘッド(ワーム=プラスチック製の疑似餌をつけるおもり付きのハリ)

・ワーム数種類

・メタルジグ (金属製のルアー)

・お魚つかみ(素手でつかむと怪我をする魚もいるので)

・紐付きバケツ

・ハサミ(PEラインがすぱっと切れる)

・ショックリーダー(リールに巻かれたPEラインと結ぶ糸=PEはこすれに弱いのでこれをつけると岩などにスレてもPEを傷めない)

・スナップ(リーダーの先に付ける金具=これがあるとルアーの付け替えが手軽)


そしていただいたエギングロッド は万能竿といわれるほど、様々な釣りに使えるということがわかったので、これでしばらくは行こうと思います。


その後、2週間ほど、ほぼ毎日、私の住む大浜の防波堤やお店のある富江、玉之浦地域に通い続けています。



最初はとにかくジグヘッドにワームをつけただけで、カサゴがバンバン釣れる!


素人でも魚が釣れる!・・・ということにエラく感動しました。



「カサゴ? あー、子どもでも釣れるやっちゃな」と常連のS木さんには言われましたが、最初の一週間は、カサゴが釣れるだけで大変に嬉しいのです。


しかし人間というのは欲深いです。そのうちカサゴが釣れても「あ、またカサゴか」となって喜ばなくなるのですね。釣りを始めて一週間が経過した私はそのような状態になりました。






(続)

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