ONE KYUSHU サミット in 五島
- te to ba <手と場>
- 2025年10月20日
- 読了時間: 5分
スコーン屋さんとして、珍しく福江で出店という形で参加したイベント「ONE KYUSHU」。
スコーンとコーヒーを売りつつ、九州中の素晴らしい人と出会う機会になったらよいなと思って参加したのですが、結果として——絵が売れました。笑
先月はじめに、ICCに参加している時にお会いした九州パンケーキの村岡さん。五島にいらっしゃるということで、「アテンドさせていただきたい」とお伝えすると、快くカフェや美術館にも来てくださることに。
その際、「小さな軽自動車ですので、+2名様しか乗せられないのですが…」とお伝えしたところ、「日野さん、坂井さんというユニークな方も一緒に」とお繋ぎくださいました。
「ローカルおじさん」こと日野昌暢さんを最初にお迎えに空港へ。大きめの水玉の可愛らしいシャツを着て、ふわふわの髪の毛でいらっしゃいました。さすが広告業界の方。運転する私が緊張しないようにご配慮くださりながら、今までの人生についていろいろお話しさせていただきました。
私はお洋服を作る専門学校に行っていた関係でウェディングドレスを作っており、そこから「ドレスだけじゃなくて、結婚式そのもののコンセプトメイキングからプロデュースをしたい」と思った
——そんな昔の話から、現在のカフェや宿、そして美術館の話へと続きました。
もう一人の坂井 勇貴さん(浮遊街 / サイハテ 坂井さんのお話も目ん玉飛び出るぐらい面白かった)は港にいらっしゃったので港へ。お二人揃ったところで朝食を買いに富江へ出発すると、日野さんが突然のカミングアウト。
「デニムのチャックが壊れていて、実は全開なんです。」
可愛らしい大きめの水玉シャツで隠されたチャック部分が、まさかそんなことになっていたとは。
五島にチャック全開で来られたんですか…!
富江でパンを買ったあと、シティモールのパレットで取急ぎのイージーパンツを買っていただき、履いていらしたデニムをお預かりしました。
デニムのファスナーを取り替えるって、まあまあ大変なのですが、できないこともない。
見てみると、噛み合わせが悪くなり金具が緩んでしまっていたのが原因でした。ということで、割とすぐ直せてよかった〜と思ったら、ものっっっっすごく喜んでくださって。
日野さんが「ありとあらゆる人脈をつなぎます」とまで言ってくださって、それだけで本当にホカホカした気持ちになっていたのですが、なんとその夜、カラリトで行われていた前夜祭の間に、1枚の絵の購入を決めてくださったのです。

↑日野さんと売買契約が結ばれた瞬間
今、私がやっている美術館では、絵の販売もしています。
アーティスト・イン・レジデンスという形でアーティストを招聘し、「五島の記憶をアートで記録する」というコンセプトのもと、ここで感じたことを作品を通して表現してもらっています。
アーティストさんの旅費を負担したり宿泊場所を提供する代わりに、制作したコラボグッズの売上を寄付していただいたり、作品が売れた場合には販売手数料をいただいているのですが、それだけで今後も持続していけるのか——ずっっっっと不安で。
そんな不安を抱えながら、村岡さんや坂井さんにも一緒に美術館を訪れていただき、「アドバイスください!!」と言い続けていました。実際に見ていただくことで思いもしなかったアドバイスをもらえたことだけでもありがたかったのですが、まさか絵を買ってくださるとは。
あまりにも私が悲壮感に溢れて
「買って買って」
と言っていたわけでもないんですよ。笑
(のちにご自宅のお写真を見たら、その絵がそこにあるのが当然のような素敵なお家で、とってもうれしくなりました。)
このお話を、ONE KYUSHUの本番・最後のセッションで、日野さんがモデレーターを務めている最中に紹介までしてくださったおかげで、翌日は朝の6時からたくさんの方が美術館やカフェにお越しくださり、その翌日(今日)も多くの方に来ていただけました。
ONE KYUSHUでは、憧れの甑島の山下賢太さんにもお会いできました。
他にもたくさんの方に出会えて、一人ひとりお名前を挙げられないのですが、みなさんに「アドバイスください」と言い続けたら、本気で考えてくださり、さらに現場まで見に来てくださる方ばかりでした。
私は、自分の口で自分の事業を説明するのが本当に苦手なようです。
何をやっているのか、どんな目的で動いているのか
——一流の企業の社長さんたちはみな、自分の言葉を持っていらっしゃる。
私もそうならなきゃと、ICCの後に強く感じていました。
だからこれからも、「語れるようになるための努力」をしていきたいと思いつつ、今回みなさんに言われて印象的だったのはこの言葉。
「ぐちゃぐちゃでも、自分が何に困っているかでも、怒りでも、吐露していっていい。」
そして最後に。日野さんからのメッセージがあまりにも嬉しかったので、そのままここに残します。
「手より先に口が動くような人が勝ってしまう今の世の中で、しっかり手を動かしてカタチにできる人がどれだけ貴重な存在かということなんです。まりえさんはとても素晴らしくて、いろんな方に紹介して、まりえさんの営みを見てもらいたいと思いました!また、お話ししましょう!」
自分の手で動くことしかできず、今も正直苦しいです。大切なスタッフたちに、自分のビジョンすら伝えられていない。 きっと「代表はいつも走り回ってて、捕まらないね」と思われているはず。
そのあたりを少しずつ整えながらも、「手を動かすことが悪いわけじゃない」と思えたので、これからもあくせくしながら、動き回りたいと思います。









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